<相場の読み筋>9月26日

2022/9/26 7:45

 前週末23日の米国株式は、4日続落した。NYダウが前日比486.27ドル安の2万9590.41ドル、ナスダック総合指数が同198.879ポイント安の1万867.926ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億1058万株、ナスダック市場が49億880万株だった。英政府が23日、大規模な減税策と国債の増発計画を発表。財政悪化やインフレの長期化を警戒して、英長期金利が上昇(価格は下落)した。米10年物国債の利回りも一時3.8%台に上昇(価格は下落)し、景気悪化への警戒感が高まった。NYダウは、終値ベースで6月17日(2万9888.78ドル)以来、約3カ月ぶりに心理的なフシ目の3万ドルを割り込んだ。同指数の採用銘柄では、シェブロンやボーイング、キャタピラーなどが、値下がり率の上位に入っている。

 26日の東京株式は続落後、落ち着きどころを探る展開か。前週末23日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比615円安の2万6415円。また、23日に初めて行われた株価指数先物の祝日取引の最終値は同610円安の2万6420円だった。朝方は、シカゴ清算値や大阪の最終値にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。売り一巡後は、手がかり材料に乏しいなか、もみ合い商状となりそう。前週22日に政府・日銀がドル売り・円買いの介入を行った為替市場では、ドル・円が1ドル=143円台の前半(22日は145円77-78銭)、ユーロ・円が1ユーロ=138円台の後半(同143円50-54銭)と円高方向に振れている。前週末23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などが、22日の東京終値に比べ安かった。

(イメージ写真提供:123RF)

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