<相場の読み筋>9月27日

2022/9/27 7:45

 26日の米国株式は、5日続落した。NYダウが前週末比329.60ドル安の2万9260.81ドル、ナスダック総合指数が同65.004ポイント安の1万802.922ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億6844万株、ナスダック市場が45億9298万株だった。米10年物国債の利回りが一時、3.9%台に上昇(価格は下落)した。前週からの金利上昇が続くなか、相対的な投資妙味が後退し、NYダウは一時430ドル近い下げとなる場面もみられた。また、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が、景気後退懸念から大幅に続落したことも重しとなった。NYダウ採用銘柄では、トラベラーズやボーイング、シェブロンなどが、値下がり率の上位に入っている。

 27日の東京株式は、もみ合い商状となりそう。日経平均株価は、きのう26日に大幅に3日続落。3日間で1250円(約4.5%)を超える下落となったことから、押し目を拾う動きや短期的なリバウンドを狙った買いなどが見込まれる。ただ、上値を追う積極的な買いは限られるとみられ、買い一巡後は、方向感に乏しくなる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(26日は143円82-84銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=139円前後(同139円19-23銭)と小動き。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、パナソニック<6752.T>、オリンパス<7733.T>などが、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比135円高の2万6335円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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