多摩川HD、ローカル5Gサービスに「SASE」搭載―米ITバーサの技術活用

株式

2022/9/27 8:07

 多摩川ホールディングス<6838.T>はエリアを限定した「ローカル5G」の共有プラットホームに、米IT企業のバーサ・ネットワークスのクラウドサービスを搭載する。パートナー企業であるネットワーク設計のナビック(東京千代田区)が、バーサと協業を開始。多摩川HDは、ナビックとバーサの技術を活用する。

 バーサは「SASE(サシー)」と呼ばれる、ネットワークの機能とセキュリティーを一体にしたクラウド型のサービスで世界的。このほど、ネットワークへの接続や認証の制御で高い技術を持つ日本のナビックとともに、5G分野を強化する取り組みを始めた。

 第1弾として、両社のサービスを多摩川HDの手掛けるローカル5Gのプラットホームと連携する。多摩川HDは、専用のコアサーバーをクラウド上に設置し、複数の企業でシェアすることで安価に高速大容量通信網を利用できるサービスを展開している。

 ナビックは従来から多摩川HDのサービスの導入と運用を支援してきたが、新たにセキュリティーに優れたバーサの技術を融合し、SASEの機能とローカル5Gを組み合わせる。3社協同で病院や工場向けなどに展開していく構えだ。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ