新エネルギー発電事業手掛ける山高能源集団、22年1〜6月期は減収減益

サーチナ

中国株

2022/9/27 9:14

 中国本土で太陽光・風力発電を手掛ける山高能源集団(01250/香港)が9月23日、2022年1〜6月の半期決算報告を発表した。

 同社は山高控股集団(00412/香港)の子会社で、河北・河南・山東・貴州・安徽・陝西・江蘇・山西の各省や内モンゴル自治区などで太陽光発電、風力発電事業を行っているほか、上海市や山西・陝西・山東・河南の各省、寧夏回族・内モンゴルの各自治区にてクリーン暖房供給を手がけている。2022年6月30日現在での太陽光発電設備規模は集中型が2240ギガワット、分散型が700ギガワット程度、風力発電設備の規模は約588ギガワット。クリーン暖房供給面積は約4534万平方メートルで、約29万7000世帯に供給を行っている。

 22年1〜6月期の売上高は29億3836万香港ドルで、前年同期の30億1915万ドルから2.68%減少した。当期利益は3億4255万元で、前年同期の4億1845万元から18.14%の減少となった。

 当期の業績について同社は、他業界に比べて新型コロナによる影響が小さく、電力の販売や委託経営業務の売上が比較的安定していたと振り返った。若干の減収減益となったことについては、建造サービスの売上高が前年同期の3億110万ドルから1億3920万ドルと大きく減少するとともに、粗利率が22.4%から3.0%に低下したこと、集中式太陽光発電所および風力発電所の加重平均利用時間数と平均売価が前年同期に比べて低下したことを要因としている。当期における同社設備の総発電量は約254.3万メガワット時で、前年同期比3.9万メガワット時の増加だった。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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