<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年インフレ見通しを5.88%上昇に引き下げ―13週連続

新興国

2022/9/27 10:01

 ブラジル中央銀行が26日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の6.00%上昇から5.88%上昇に引き下げられた。引き下げは13週連続。1カ月前の予想は6.70%上昇だった。23年の見通しも5.01%上昇から5.00%上昇に引き下げられた。引き下げは6週連続。1カ月前の予想は5.3%上昇だった。

 また、22年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.65%増から2.67%増に引き上げられた。引き上げは13週連続。1カ月前の予想は2.10%増だった。23年の見通しは0.50%増に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前の予想は0.37%増だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の13.75%に据え置かれた。据え置きは14週連続。23年末時点の見通しも前週予想の11.25%に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は11.00%だった。次回10月25-26日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは14週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.20レアルに据え置かれた。据え置きは9週連続。23年末時点の見通しも5.20レアルに据え置かれた。据え置きは9週連続。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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