<相場の読み筋>9月28日

2022/9/28 7:45

 27日の米国株式は、NYダウが前日比125.82ドル安の2万9134.99ドルと6日続落、ナスダック総合指数は同26.582ポイント高の1万829.504ポイントと6日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億715万株、ナスダック市場が41億9691万株だった。NYダウは、前日の27日まで5日続落していた反動や、9月CB(コンファレンス・ボード)米消費者景気信頼感指数が108.0と、市場予想平均の104.5を上回ったことなどから、買いが優勢となる場面もみられた。ただ、米10年物国債の利回りが、一時3.99%台に上昇(価格は下落)したことから、景気悪化が懸念され下げに転じた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやペイパル、エヌビディアなどが買われた。

 28日の東京株式は、弱含みの展開か。日経平均株価はきのう27日、4日ぶりに反発したものの、上値を追う動きは限られた。現地27日の米国株式が、まちまちの動きだったこともあり、手控えムードのなか、軟調な動きとなりそう。ただ、9月末の配当金・株主優待の権利付き最終売買日にあたり、権利取りの動きから、底堅く推移する場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の後半(27日は144円26-28銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=138円台の後半(同139円16-20銭)と円高に傾いている。27日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、三菱UFJ<8306.T>、三住トラスト<8309.T>などが、27日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比135円安の2万6185円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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