オンワードHが急騰、23年2月期第2四半期と通期の連結業績予想を上方修正し買い人気

株式

2022/9/28 12:03

 オンワードホールディングス(オンワードH)<8016.T>が急騰し、一時28円高の315円を付ける場面があった。27日引け後、23年2月期第2四半期(22年3-8月)と通期の連結業績予想を上方修正し、買い人気を集めた。

 第2四半期業績予想で、売上高を770億円から821億円(前年同期比1.6%増)に引き上げ、営業損益は18億円の赤字から1億8000万円の黒字(前年同期は32億9400万円の赤字)に転換する。海外生産、国際物流、店舗や催事への集客などにコロナ禍の影響が残ったが、OMOサービスを導入した店舗での販売が特に好調に推移し、オーダーメードも含めた顧客本位の商品施策で主力のブランド事業が復調した。通期予想では、売上高を1687億円から1738億円(前期比3.2%増)に、営業損益は21億円の黒字から41億円の黒字(前期は10億7900万円の赤字)に増額した。今後、気温の低下に伴いコロナ感染者数の再拡大が懸念されるうえ、為替相場や原材料価格の動向も不透明なことから、第2四半期までの上ブレ分を織り込み、第3四半期以降の売上高と営業利益は、従来予想を据え置いている。

 前場終値は、前日比16円高の303円。

提供:モーニングスター社

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