<相場の読み筋>10月3日
2022/10/3 7:45
前週末9月30日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比500.10ドル安の2万8725.51ドル、ナスダック総合指数が同161.887ポイント安の1万575.619ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が15億8338万株、ナスダック市場が43億722万株だった。米8月個人消費支出が前月比0.4%増となり、市場予想平均の同0.2%増を上回った。堅調な消費支出を受け、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げの継続を警戒、企業業績への影響が懸念された。NYダウが終値ベースで2万8000ドル台となるのは、20年11月6日(2万8323.40ドル)以来、約1年11カ月ぶり。同指数の採用銘柄は、全30銘柄が下落し、ナイキやボーイング、ウォルト・ディズニーなどが値下がり率の上位に入っている。
10月3日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は、前週末9月30日に大幅反落した動きや、現地同30日の米国株式が続落した動きもあり、売り優勢の流れが続くとみられる。消去法的に、海外市場の影響を受けづらい内需系の中小型株への物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(前週末9月30日は144円31-33銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の半ば(同141円89-93銭)と小動き。前週末9月30日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、TDK<6762.T>、日産自<7201.T>、オリンパス<7733.T>などが、同30日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比10円安の2万5930円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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