<相場の読み筋>10月13日

2022/10/13 7:45

 12日の米国株式は、NYダウが前日比28.34ドル安の2万9210.85ドルと反落、ナスダック総合指数が同9.093ポイント安の1万417.099ポイントと6日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9798万株、ナスダック市場が125億7635万株だった。米9月PPI(卸売物価指数)は前月比0.4%増となり、市場予想平均の同0.2%増を上回った。13日に公表される米9月CPI(消費者物価指数)を控え、模様眺めムードが広がった。また、9月20-21日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨では、当面は利上げを継続するとの見方が示されたが、反応は限定的だった。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやウォルマート、ボーイングなどが値下がり率の上位に入っている。

 13日の東京株式は、もみ合い商状が継続か。手がかり材料難のなか、日経平均株価は、現地13日に発表される米9月CPIの結果と、その後の米国株式市場の反応を見たいとして、方向感に欠ける動きとなりそう。様子見姿勢が強まるなか、消去法的に、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かう場面もありそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の後半(12日は146円16-19銭)、ユーロ・円が1ユーロ=142円台の半ば(同141円88-92銭)と円安方向に振れている。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、三菱UFJ<8306.T>、三住トラスト<8309.T>などが、12日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比30円安の2万6360円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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