【北京IPO】産業用LED照明の江蘇恒太照明、初値は公開価格を7.48%上回る6.75元

サーチナ

中国株

2022/11/18 9:10

 産業用LED照明器具メーカーの江蘇恒太照明(873339/北京)が11月17日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格6.28元に対し、初値は7.48%高い6.75元だった。終値は同0.16%高の6.29元だった。

 同社は2013年設立の民営企業で、18年に株式会社化した。環境に優しいLEDスマート照明器具に特化したハイテク企業で、工業用照明および商業用照明製品の開発、製造、販売、サービス提供を主業務としており、顧客に全方位的な照明ソリューションプランを提供している。主な製品は工業用のハイベイランプ、商業用のラップアラウンドライト、高気密ライト、天井埋め込みライト、パネルライトなど。

 中国照明電器協会によると、21年1〜9月期の鉱工業用照明輸出企業ランキングで同社が1位となっており、米国市場では約25%のシェアを獲得している。売上の85%が米国向けで、ODM形式にてLED照明器具ブランドに製品、サービスを提供している。21年12月期の売上高は7億6708万元(前期比54.52%増)、純利益は7985万元(同64.82%増)。22年1〜6月期の売上高は3億5148万元、純利益は6804万元。

 新規上場に伴い調達予定の1億9919万元(約39億円)は、約79%の1億5705万元を年産500万セットのLED照明器具生産プロジェクトに、約11%の2100万元を研究開発センター改良プロジェクトに、約11%の2114万元をスマート化生産設備技術改良プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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