日経平均は114円高、SOX指数上昇で半導体関連株などに買い先行

 18日午前10時時点の日経平均株価は前日比114円87銭高の2万8045円44銭。現地17日の米国株式市場で主要3指数は続落したものの、引けにかけて下げ渋り、一方で半導体市況の底入れ期待を背景にSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が上昇した流れを受け、朝方は半導体関連株などに買いが先行した。いったん下げに転じたが、下値は堅く、その後は盛り返し、先物買いを交えて堅調に推移している。

 業種別では、MS&AD<8725.T>、T&DHD<8795.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が堅調。日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も買われ、東レ<3402.T>、帝人<3401.T>などの繊維製品株も引き締まっている。三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株や、大阪チタ<5726.T>、邦チタ<5727.T>、DOWA<5714.T>などの非鉄金属株も高い。

 半面、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が軟調。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>、楽天グループ<4755.T>などのサービス株も安い。ヤマトHD<9064.T>、京成<9009.T>、京王<9008.T>などの陸運株や、ANA<9202.T>、JAL<9201.T>などの空運株もさえない。

 個別では、オーバル<7727.T>、シンクロF<3963.T>、日電波<6779.T>などが値上がり率上位。半面、メドピア<6095.T>、日医工<4541.T>(監理)、ヤーマン<6630.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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