網易は主力のオンラインゲームなど各事業が堅調、22年7〜9月期は純利益が前年同時期から倍増の約67億元に

サーチナ

中国株

2022/11/21 9:12

 中国のオンラインゲーム大手、網易<ネットイース>(09999/香港)が11月17日、2022年7〜9月期(第3四半期)の決算を発表した。売上高は前年同期比で10%増加し、純利益は2倍を超える大幅増となった。

 22年7〜9月期の売上高は244億2676万元で、前年同時期の221億9074万元から10.08%増加した。事業別ではゲームおよび関連付加価値サービスが186億9910万元(前年同期比9.06%増)、辞書アプリなどオンライン教育事業の「有道」事業が14億0243万元(同1.09%増)、クラウドミュージックが23億5724万元(同22.47%増)、イノベーションおよびその他事業が19億6797万元(同13.55%増)となっている。

 ゲーム事業ではフラッグシップ製品の「夢幻西遊」、「大話西遊」が堅調を維持し、新たにリリースされた作品も好調だった。「有道」では新たなサービスやスマートハードウェアのリリースによって売上が増加した。クラウドミュージックではコンテンツづくりや製品のイノベーションを引き続き強化したことで売上が安定的に増加するとともに、収益性が向上した。

 7〜9月期の会社株主に帰属する純利益は66億9936万元で、前年同時期の31億8178万元の2.11倍と大きく増加した。営業利益が47億4177万元で前年同時期に比べて約10億元増えたほか、有価証券評価益が13億4700万元(前年同時期は2億6400万元の評価損)、米ドルの対人民元レート変動に伴い米ドル建て銀行預金や貸付残高に生じた未実現為替差益が13億9800万元(前年同時期は1億5331万元)となったことで純利益が大幅に増加した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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