<米国株情報>HP、最大で従業員の10%相当を削減へ

株式

2022/11/24 10:18

 コンピューター大手HPインコーポレーションは22日引け後、22年10月期第4四半期(8-10月)の決算と同時に、約4000-6000人を削減する計画を明らかにした。

 同社の前年同期末時点の全従業員数は約6万1000人で、最大6000人は約10%に相当。同社では人員削減を25年10月期末までに完了させたい考え。人員削減に伴うリストラ費用は10億ドルだが、年間14億ドルの経費節減効果を見込む。同社は19年9月に7000-9000人の人員削減を発表しており、人員削減の規模としては2年ぶりとなる。

 人員削減の理由は主に業績不振。第4四半期の売上高は前年同期比11%減の148億100万ドルと大幅減収となり、最終損益は200万ドルの赤字(前年同期は30億9900万ドルの黒字)に転落した。ただ、リストラ費用など一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は前年同期比10%減の0.85ドルとなり、市場予想を上回った。

 一方、23年10月期の調整後EPSを3.2-3.6ドル、第1四半期(22年11月-23年1月)の調整後EPSを0.70-0.80ドルと予想したが、どちらも市場予想を下回った。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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