<相場の読み筋>11月28日

2022/11/28 7:45

 前週末25日の米国株式は、NYダウが前営業日比152.97ドル高の3万4347.03ドルと3日続伸、ナスダック総合指数は同58.962ポイント安の1万1226.356ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が3億5695万株、ナスダック市場が20億938万株だった。感謝祭の翌日で午後1時までの短縮取引のため市場参加者が減少。出来高は減ったものの、引き続き、利上げペースの鈍化期待が支えとなった。また、年末商戦が始まり、売上の拡大が見込まれるホームデポやマクドナルド、ウォルマートなどの消費関連株が物色された。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、ネットフリックスやアップル、アプライド・マテリアルズなどが下げ、同指数の重しとなった。

 28日の東京株式は、堅調な展開となりそう。前週末25日の日経平均株価は、3連騰していた反動や週末要因から手じまい売りに押されたものの、地合いは強いとみられ、しっかりした値動きが期待される。ただ、中国各地で「ゼロコロナ」政策に反発する動きがみられると報じられており、上海市場の反応をみたいとして、模様眺めムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の前半(前週末25日は138円78-81銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の半ば(同144円47-51銭)と小動き。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテスト<6857.T>、ローム<6963.T>、ホンダ<7267.T>などが、前週末25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同25日の大阪取引所清算値比10円高の2万8340円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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