百度集団、22年7〜9月期はオンライン広告収入減もクラウド・AI事業好調で増収に

サーチナ

中国株

2022/11/28 9:16

 中国のインターネット検索大手、百度集団<バイドゥ>(09888/香港)が11月22日、2022年7〜9月期(第3四半期)の業績を発表した。前年同期比で若干の増収となり、赤字額が大きく減少した。

 22年7〜9月期の売上高は325億4000万元で、前年同時期の319億2100万元から1.94%増加した。4〜6月期からは9.76%の増加となった。コア事業の売上高は252億元で前年同期比2%増となった。このうちオンライン広告販売収入が187億元で同4%の減少となった一方で、クラウドサービスやAI事業などの非オンライン広告販売収入事業が65億元で同25%増と好調だった。

 また、動画配信プラットフォームの「愛奇芸」(iQIYI)事業の売上高はは75億元で、同2%減となっている。当期における1日あたり平均有料会員数は1億100万人で、前年同時期の1億4700万人から4600万人減ったものの、前四半期の9830万人からは270万人の増加となった。

 7〜9月期の純損益は金融資産の公正価値変動による損失が31億元にのぼったことなどが影響して1億4600万元の赤字となり、36億3700万元の黒字だった4〜6月期から赤字に転落した。一方、165億5900万元の赤字だった21年7〜9月期と比べると、赤字額が99.12%縮小した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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