日経平均は129円安、米ハイテク株安を受け半導体関連株などに売り先行

 30日午前10時時点の日経平均株価は前日比129円58銭安の2万7898円26銭。29日の米ハイテク株安を受け、半導体関連株などに売りが先行した。先物売りを交えて下げ幅を広げ、一時2万7832円98銭(前日比194円86銭安)まで下落した。一巡後は下げ渋っているが、戻りは限定されている。

 業種別では、HOYA<7741.T>、東精密<7729.T>、島津製<7701.T>などの精密株が軟調となり、東エレク<8035.T>、ファナック<6954.T>、アドバンテスト<6857.T>などの電機株も売られている。三井不<8801.T>、住友不<8830.T>、東建物<8804.T>などの不動産株や、エムスリー<2413.T>、リクルートHD<6098.T>、楽天グループ<4755.T>などのサービス株も安い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、SUMCO<3436.T>、三益半導<8155.T>などの金属製品株もさえない。

 半面、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が堅調。JFEHD<5411.T>、日本製鉄<5401.T>などの鉄鋼株も高い。T&DHD<8795.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株も買われ、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株も値を上げている。

 個別では、JTEC<3446.T>、キャリアL<6070.T>、シュッピン<3179.T>などが値下がり率上位。半面、テモナ<3985.T>、昭電線HD<5805.T>、オイラ大地<3182.T>などが値上がり率上位。

提供:モーニングスター社

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