日経平均は448円安と大幅反落、午後は日銀ETF買い思惑に下げ渋るも戻り限定=2日後場

 2日後場の日経平均株価は前日比448円18銭安の2万7777円90銭と大幅反落。朝方は、1日の米国株式市場でNYダウやSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が下落した流れを受け、広範囲に売りが先行した。円高・ドル安も重しとなり、先物に断続的な売りが出て下げ幅を拡大し、前場後半には2万7662円12銭(前日比563円96銭安)まで下押す場面があった。

 売り一巡後は下げ渋った。前引けのTOPIX(東証株価指数)の下落率が2%を超えたことで、日銀のETF(上場投資信託)買い思惑が支えとなり、引けにかけて持ち直した。ただ、戻りは限定された。日本時間今晩に米11月雇用統計の発表を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられた。東証業種別株価指数は全33業種が下落し、東証プライム銘柄の89.1%が値を下げた。

 東証プライムの出来高は13億3329万株、売買代金は3兆1716億円。騰落銘柄数は値上がり167銘柄、値下がり1637銘柄、変わらず32銘柄。

 市場からは「円高に振れたことでマクロ系ファンドが動いたとの話もあるが、要は短期筋が中心のようだ。米雇用統計を控え、当社では海外投資家からのオーダーは薄い。ただ、日本株は割安との認識から来年に向けて楽観視する声もある」(外資系証券)との声が聞かれた。

 業種別では、第一三共<4568.T>、小野薬<4528.T>、協和キリン<4151.T>などの医薬品株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株や、丸紅<8002.T>、三井物<8031.T>、伊藤忠<8001.T>などの卸売株も安い。オリンパス<7733.T>、ニコン<7731.T>、テルモ<4543.T>などの精密株や、東レ<3402.T>、帝人<3401.T>などの繊維製品株も軟調。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株もさえず、T&DHD<8795.T>、MS&AD<8725.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株も売られた。

 個別では、BEENOS<3328.T>、フリービット<3843.T>、富山第一銀行<7184.T>、テモナ<3985.T>などが値下がり率上位。半面、ACCESS<4813.T>、ハブ<3030.T>、LTS<6560.T>、ネットプロテ<7383.T>などが値上がり率上位。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

株式新聞オリジナルアプリ

株式関連ニュース・銘柄情報に特化した株式新聞のオリジナルアプリで、
いつでも最新の情報をチェックできる便利なアプリです。

  • Google Play
  • App Store
▲ページTOPへ