来週の日本株の読み筋=米利上げペース減速観測も円高は引き続き重し

国内市況

株式

2022/12/2 16:35

 来週(5-9日)の東京株式市場は、米利上げペース減速が観測される中、引き続き円高が重しとして意識される。

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は11月30日の講演で、早ければ12月にも利上げペースを減速する見通しを示した。従来からの利上げ幅抑制の方向を補強する内容となり、当日の米国株式は好反応を示し、31日の日本株高につながった。

 一方で、依然として高水準の金融引き締めがもたらす景気悪化への不安も残る。日米の金利差縮小を背景に円高が加速し、日本の輸出セクターの上値を重くしている。そのの影響を受けた2日の日経平均株価は一時563円の急落となり、終値は2万7777円と約3週間ぶりの安値を付けた。

 日本時間2日夜に発表される米11月雇用統計で、労働需要の落ち着きを示唆するような内容であれば、米金利の低下と円高がさらに進みかねないだけに、輸出企業には逆風になり得る。もっとも、ドル・円はピークに当たる10月下旬の1ドル=152円手前からの下落幅が17円近く(2日午後3時時点)と、値幅の調整は既に大きく進んでおり、この点も考慮しておく必要があろう。

 スケジュール面では、国内で6日に10月家計調査、8日に11月景気ウォッチャー調査が発表される。海外では6日に米11月ISM非製造業景況指数、米10月貿易収支、7日に中国11月貿易収支、9日に中国11月生産者物価指数・消費者物価指数が明らかになる。

提供:モーニングスター社

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