日経平均は21円高、朝安後に切り返す、ファーストリテのプラス浮上で指数支える

 5日午前10時時点の日経平均株価は前週末比21円78銭高の2万7799円68銭。前週末2日の米国株式は高安まちまちながら、円高・ドル安が重しとなり、朝方は弱含んで始まった。寄り付き直後には2万7700円86銭(前週末比77円04銭安)まで軟化した。ただ、すかさず切り返し、上げに転じて2万7854円11銭(同76円21銭高)まで上昇する場面もあった。前11月度の国内ユニクロ既存店売上高が前年同月比3.8%減となったファーストリテ<9983.T>が朝安後にプラス浮上し、指数を支えた面がある。その後は、上値の重い動きとなっている。

 業種別では、JFEHD<5411.T>、日本製鉄<5401.T>などの鉄鋼株が上昇。ANA<9202.T>、JAL<9201.T>などの空運株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。ファーストリテ<9983.T>、マツキヨココ<3088.T>、パンパシI<7532.T>などの小売株も買われ、出光興産<5019.T>などの石油石炭製品株も引き締まっている。

 半面、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株が軟調。東電力HD<9501.T>、中国電力<9504.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株や、りそなHD<8308.T>、三住トラスト<8309.T>などの銀行株も安い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密株や、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、三菱自<7211.T>などの輸送用機器株も売られている。

 個別では、テモナ<3985.T>、ハークスレイ<7561.T>、ASB機械<6284.T>などが値上がり率上位。半面、BEENOS<3328.T>、日金銭<6418.T>、アインHD<9627.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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