(再送)日経平均は28円高、米株安で売り先行も一巡後に上げ転換

 6日午前10時時点の日経平均株価は前日比28円14銭高の2万7848円54銭。朝方は、売りが先行した。米金融引き締めの長期化が警戒され、5日の米国株式が下落した流れを受け、寄り付き直後に2万7698円31銭(前日比122円09銭安)まで軟化する場面があった。売り一巡後は、押し目買いや買い戻しに上げに転じ、一時2万7871円34銭(同50円94銭高)まで値を上げた。ただ、買いは続かず、その後は一服商状となっている。

 業種別では、MS&AD<8725.T>、T&DHD<8795.T>、SOMPOH<8630.T>などの保険株が堅調。日本製鉄<5401.T>、東製鉄<5423.T>などの鉄鋼株や、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株も高い。みずほ<8411.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株も買われている。

 半面、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が軟調。HOYA<7741.T>、テルモ<4543.T>などの精密株や、エムスリー<2413.T>、サイバー<4751.T>などのサービス株も安い。西武HD<9024.T>、小田急<9007.T>などの電鉄株も売られている。

 個別では、テモナ<3985.T>、ダイコク電機<6430.T>などが値上がり率上位。半面、ハブ<3030.T>、宮越HD<6620.T>、KLab<3656.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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