明日の日本株の読み筋=不安定な相場付きか、SQ週の水曜日で荒れる可能性も

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株式

2022/12/6 16:34

 あす7日の東京株式市場は、不安定な相場付きか。手掛かり材料に乏しいなか、米中株式や為替動向にらみの展開が予想される。ただし、週末9日に株価指数先物・オプション12月限のメジャーSQ(特別清算指数)算出を控え、SQ週の中日となる水曜日は機関投資家の持ち高調整の売買が膨らみ、相場が荒れる可能性がある。市場では、「日経平均型、TOPIX(東証株価指数)型ともにポジション(持ち高)的にショート(売り)に傾いており、SQ値は下で決まってほしい動きではないか」(準大手証券)との声が聞かれた。

 6日の日経平均株価は続伸し、2万7885円(前日比65円高)引けとなった。朝方は、米金融引き締めの長期化が警戒され、5日の米国株式が下落した流れを受け、寄り付き直後に下げ幅は120円を超えた。売り一巡後は先物買いを交えて上げに転じ、後場早々には130円超上昇する場面もあった。円高一服や、中国・上海総合指数が朝安後に一時プラス圏に切り返し、支えとして意識された。ただ、買いは続かず、引けにかけてやや上値が重くなった。チャート上では、25日移動平均線(2万7894円)に上値を抑えられた格好となり、とりあえず目先の上値抵抗線を回復できるかが注目される。

提供:モーニングスター社

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