<相場の読み筋>12月8日

2022/12/8 7:45

 7日の米国株式は、NYダウが前日比1.58ドル高の3万3597.92ドルと3日ぶりに小反発、ナスダック総合指数は同56.337ポイント安の1万958.553ポイントと4日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9712万株、ナスダック市場が40億3717万株だった。FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げが長期化するとの見方が強いなか、総じて軟調に推移した。米10年物国債の利回りが一時3.4%台に低下(価格は上昇)する場面もみられたが、反応は限定的だった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアルファベット(グーグルの持ち株会社)、アップルなどが下落している。

 8日の東京株式は、弱含みの展開か。日経平均株価はきのう7日、軟調な展開だったことや、現地7日の米国株式市場で上値が重かったことなどから、売り先行となりそう。手がかり材料に欠けるなか、引き続き、75日移動平均線(7日時点で2万7603円)が意識されそう。また、時間外取引での米株価指数先物や、中国・上海市場での値動きに左右される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の半ば(7日は137円41-44銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の半ば(同143円73-77銭)ともみ合い。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、村田製<6981.T>、三菱UFJ<8306.T>、MS&AD<8725.T>などが、7日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比75円安の2万7585円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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