<相場の読み筋>12月15日

2022/12/15 7:45

 14日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前日比142.29ドル安の3万3966.35ドル、ナスダック総合指数が同85.928ポイント安の1万1170.886ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億6020万株、ナスダック市場が52億5495万株だった。注目されたFOMC(米連邦公開市場委員会)では、利上げ幅を前回の0.75%から0.5%に縮小し、FFレートを4.25-4.50%とした。ただ、委員による23年末の政策金利見通しの平均が、9月時点の4.6%から5.1%に上昇したことから、引き締め策の継続が警戒され、NYダウは一時400ドルを超える下げをみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、ゴールドマン・サックスやアメリカン・エキスプレス、インテルなどが値下がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は反落後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう14日に大幅続伸した反動や、現地14日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢のスタートとなりそう。ただ、足元で堅調な動きをみせていることもあり、心理的なフシ目の2万8000円や、25日移動平均線(14日時点で2万7958円)などが支えとして意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=135円台の半ば(14日は135円46-48銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の半ば(同144円00-04銭)と小動き。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などが、14日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は14日の大阪取引所清算値比190円安の2万7890円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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