<相場の読み筋>12月22日

2022/12/22 7:45

 21日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比526.74ドル高の3万3376.48ドル、ナスダック総合指数が同162.258ポイント高の1万709.370ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億2120万株、ナスダック市場が40億7527万株だった。米12月CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数が108.3となり、市場予想平均の101.0を上回った。堅調な消費動向を好感し景気敏感株を中心に買われ、NYダウは一時580ドルを超える上昇をみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、好決算を発表したナイキのほか、ボーイングやキャタピラーなどが値上がり率の上位に入っている。

 22日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価はきのう21日まで5日続落していた反動や、現地21日の欧米株式が上昇したことから、買い先行のスタートとなりそう。ただ、手がかり材料難や市場参加者の減少も見込まれるなか、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=132円台の前半(21日は131円75-78銭)、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の半ば(同140円09-13銭)と円安方向に振れている。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は21日の大阪取引所清算値比90円高の2万6410円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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