<相場の読み筋>12月29日

2022/12/29 7:45

 28日の米国株式は、NYダウが前日比365.85ドル安の3万2875,71ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同139.938ポイント安の1万213.288ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が6億4050万株、ナスダック市場が37億2015万株だった。米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)し、相対的な割高感からハイテク株が軟調に推移。中国で新型コロナ感染が再拡大していることから、同国経済の立ち直りに対する警戒感が強まり、景気回復への期待が後退する格好となった。NYダウ採用銘柄では、アップルやウォルト・ディズニー、ダウ(旧ダウ・デュポン)などが、値下がり率の上位に入っている。

 29日の東京株式は続落後、もみ合いか。きのうの弱い動きや、現地28日の米国株が下落したこともあり、売り優勢スタートとなりそう。きょう29日の売買分から新年受け渡しとなるが、手がかり材料難が続くなか、積極的な売買は限られるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の半ば(28日は133円91-93銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=142円台の半ば(同142円54-58銭)と小動き。28日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、日電産<6594.T>、キーエンス<6861.T>などが、28日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は28日の大阪取引所清算値比200円安の2万6030円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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