<相場の読み筋>1月6日

2023/1/6 7:45

 5日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比339.69ドル安の3万2930.08ドル、ナスダック総合指数が同153.521ポイント安の1万305.241ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7666万株、ナスダック市場が44億4547万株だった。米12月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計で、非農業分野の雇用者数が前月比23万5000人増と、市場予想平均の同15万人増を大きく上回った。また、週間の新規失業保険申請件数は20万4000件と、市場予想平均の22万5000件よりも良好だった。堅調な雇用情勢から、FRB(米連邦準備制度理事会)による引き締め策の継続が警戒された。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやマイクロソフト、ユナイテッドヘルスなどが、値下がり率の上位に入っている。

 6日の東京株式は、軟調な展開か。きのう5日は反発したものの、上値の重い動きだったことや、現地5日の米国株式が反落したこともあり、売り先行スタートとなりそう。現地6日には米12月雇用統計が発表されるほか、日本では成人の日を含む3連休となることもあり、積極的な売買は限られそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の半ば(5日は132円48-49銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の半ば(同140円50-54銭)と小動き。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ZHD<4689.T>、楽天グループ<4755.T>、日電産<6594.T>などが、5日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は5日の大阪取引所清算値比100円安の2万5680円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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