ヤマシタHHが続落、23年5月期第2四半期累計の最終損益が赤字に転落

株式

2023/1/10 15:59

 ヤマシタヘルスケアホールディングス(ヤマシタHH)<9265.T>が続落し、53円安の1547円を付けた。前週末6日引け後、23年5月期第2四半期累計(22年6-11月)の連結決算を発表。最終損益が赤字に転落し、嫌気された。

 第2四半期累計の決算は、売上高が276億6100万円(前年同期比1.2%増)だったが、最終損益は2億100万円の赤字(前年同期は4億7100万円の黒字)に転落した。売上高は、医療機器販売業で、新型コロナ対策補助金による医療機関の設備投資需要が前年同期よりも減少したものの、新型コロナ検査試薬やPPE(個人防護具)の消費継続や検査・手術件数の回復による診療材料の売上が増え増収を確保した。一方、最終損益は、取引先のジェミック(東京都中央区)で生じた債権の全額6億1100万円を取立不能見込額として貸倒引当金を設定し、同額を特別損失として貸倒引当金繰入額に計上したことが影響した。

 23年5月期の業績予想は、売上高531億1700万円(前期比3.7%減)、純利益3億9500万円(同43.2%減)を据え置いている。

 10日の終値は、前週末比53円安の1547円。

提供:モーニングスター社

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