三菱重工、タイの石炭火力発電所でアンモニア混焼の導入に向けた事業化調査で覚書

株式

2023/1/17 15:31

 三菱重工業<7011.T>は16日、タイのIPP(独立発電事業者)であるBLCPパワー社(BLCP Power)が運営するBLCP石炭火力発電所におけるアンモニア混焼の導入に向けた事業化調査(FS)を開始することで合意し、1月12日に関係者との間でMOU(覚書)に調印したと発表した。

 今回のMOUに基づくFS計画で、同社はアンモニア混焼に必要なアンモニアバーナーをはじめとするボイラーの装置・機器の検討、供給について調査を行う。燃料アンモニアの調達・輸送についてはJERAが、港湾設備・アンモニア受け入れ・貯蔵設備等についてはJERA(東京都中央区)および三菱商事<8058.T>が検討を行うことで、燃料の調達から活用までの一連のバリューチェーン構築を視野にFSを進める。最大でアンモニア20%混焼の実現に向けての調査・検討をBLCPパワー社と日本側の3社が合同で実施し、二酸化炭素排出量削減・脱炭素化につなげる。

 17日の終値は、前日比64円安の4885円。

提供:モーニングスター社

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