電動キックボード規制緩和でサンオータス人気継続―関連株に波及も

株式

2023/1/20 12:38

 電動キックボードの規制緩和を手掛かりに、サンオータス<7623.T>が前日に続く人気を背景にストップ高した。関連銘柄への波及も想定される。

<シナネンHD、CAPITAなど>

 警察庁は道路交通法などを改正し、一定の基準を満たした電動キックボードに自転車と同様の交通ルールを適用する。7月から16歳以上は運転免許が必要なくなり、時速6キロメートル以下であれば歩道も走行できるようになる。

 サンオータスは電動キックボードのシェアリングサービスを展開しており、有力な関連株として短期資金の物色の受け皿になった格好。この日は526円(前日比80円高)を付け、約2年ぶりの水準を回復した。

 一方、自転車のシェアサイクルや自転車店の事業基盤を持つ企業の参入期待も膨らむ。燃料商社のシナネンホールディングス<8132.T>は、脱炭素社会の実現を見据えたビジネスの多角化を図る中でシェアサイクルを伸ばしている。会社側は、電動キックボードなども含めた近距離モビリティー全般に手を広げる考えだ。

 ガソリンスタンドを運営するCAPITA<7462.T>も、電動キックボードを販売している。このほか、自転車店の大手あさひ<3333.T>や、ワイヤレス充電ポートシステムを開発した古河電気工業<5801.T>にも思惑が向かう可能性がある。

提供:モーニングスター社

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