再鼎医薬、消化管間質腫瘍治療薬など2薬品が中国の国家医療保険薬品リストに収載

サーチナ

中国株

2023/1/23 9:26

 中国のバイオ医薬品企業、再鼎医薬<ザイ・ラボ>(09688/香港)が1月18日、消化管間質腫瘍治療薬など2種類の薬品が中国の国家医療保険薬品リストに収載されたことを発表した。

 国家医療保障局による国家医療保険薬品リストに収載されたのは、3種類以上のキナーゼ阻害薬治療を経た末期の消化管間質腫瘍(GIST)患者向けのリプレチニブ静注液「Qinlock」、成人市中肺炎および急性細菌性皮膚・皮膚構造感染症治療用静注薬のオマダサイクリン静注液「Nuzyra」の2製品。

 Qinlockはデシフェラ・ファーマシューティカルズが開発し再鼎医薬が中国本土、香港、マカオ、台湾における開発、販売事業の独占ライセンスを取得している。2021年3月に国家薬品監督管理局の発売認可を取得した。中国では米国と欧州の合計の約2倍にあたる年間約3万人が消化管間質腫瘍と診断される一方で、この治療ニーズを満たす上で十分な治療体制が確保できていない。今回医療保険薬品リストに収載されたことで、より多くの消化管間質腫瘍患者がQinlockによる治療を受けられるようになることが期待される。

 Nuzyraはパラテック・ファーマシューティカルズが開発し、臨床試験段階において再鼎医薬が中国本土、香港、マカオ、台湾地域での独占販売ライセンスを取得。再鼎医薬が中国人患者に関する臨床研究データを提供するなどの支援を行い、21年12月に中国国家薬品監督管理による発売認可を取得した。15年現在で中国には急性細菌性皮膚・皮膚構造感染症患者が280万人、市中肺炎患者が1650万人いるとされ、同薬品の保険薬品リスト収載も関連の治療ニーズを満たす上大きな貢献を果たすものとみられる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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