日経平均は365円高、米国株高を受け買い先行

 24日午前10時時点の日経平均株価は前日比365円57銭高の2万7271円61銭。取引時間中での2万7000円台は22年12月20日以来約1カ月ぶり。朝方は、買いが先行した。米利上げペースの鈍化期待から、23日の米国株式市場で主要3指数が上昇。SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の大幅高もあって、半導体関連株を中心に値を上げ、日経平均株価は前場早々に2万7297円65銭(前日比391円61銭高)まで上伸した。その後いったん伸び悩んだが、買い気は根強く持ち直し、高値圏で推移している。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、東製鉄<5423.T>などの鉄鋼株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株が堅調。三菱商<8058.T>、住友商<8053.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株や、ダイキン<6367.T>、コマツ<6301.T>、クボタ<6326.T>などの機械株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株や、東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ファナック<6954.T>などの電機株も買われている。

 半面、ANA<9202.T>、JAL<9201.T>などの空運株がさえない。

 個別では、テノ.<7037.T>が一時ストップ高となり、JTECCORP<3446.T>、メディアドゥ<3678.T>などが値上がり率上位。半面、レノバ<9519.T>、しまむら<8227.T>、SREHD<2980.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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