<米国株情報>マイクロソフトは時間外で下落、第3四半期の売上高見通しが市場予想に届かず

株式

2023/1/25 11:29

 マイクロソフトは24日の時間外取引で、日中終値比1.02%安の239.58ドルと下落した。一時は同5%近く急伸したが、買いは続かなかった。同日引け後に発表した23年6月期第2四半期(22年10-12月)の決算で、利益は市場予想を上回ったが、第3四半期(23年1-3月)の売上高予想が市場予想を下回り、先行きの不透明感が意識されたようだ。

 第2四半期も売上高は前年同期比2%増の527億4700万ドルと低い伸びにとどまり、市場予想を下回った。純利益は同12.5%減の164億2500万ドル、調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同6%減の2.32ドルとなったが、EPSは市場予想を上回った。減益の要因は約1万人のレイオフに伴う退職金支払いなどによるもの。

 売上高は、個人用PC事業部門が前年同期比19%減の142億3700万ドルとなり、市場予想を下回った。中核事業のインテリジェント・クラウドサービス部門は同18%増の215億800万ドル、「オフィス365」などのソフト事業や傘下のリンクトインを含むプロダクティビティ・アンド・プロセス部門は同7%増170億200万ドルと堅調だった。

 一方、第3四半期は売上高を505億-515億ドルと予想、市場予想の520億ドル超を大幅に下回った。中核事業のインテリジェント・クラウドサービス事業の売上高予想が前年同期比14-16%増の217億-220億ドルと、市場予想の220億ドル超を下回っている。コロナ禍の収束でPC需要が低下しているほか、ドル高の進行が逆風になる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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