ニット生地大手の福田実業、22年12月期通期は赤字転落の見込み

サーチナ

中国株

2023/1/26 9:39

 中国の繊維メーカー、福田実業(00420/香港)が1月20日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純損益が赤字に転落する見込みであることを明らかにした。

 業績予告によれば、22年12月期通期の会社株主に帰属する純損益は1億〜1億5000万香港ドルの赤字となり、2億4100万ドルの黒字だった前期から赤字に転落する見込みだ。

 赤字転落の主な要因について同社は、新型コロナの感染拡大とロシアによるウクライナ侵攻により消費者の購買意欲が低下したこと、世界的なインフレにより消費者の購買力が低下したこと、顧客である衣料品小売業者の在庫が蓄積して同社製品の需要が減少したことを挙げている。

 また、同社は市況の悪化を鑑み生地工場の一つである江陰福匯有限公司の生産量と従業員の削減を決定しており、解雇する従業員に支払う補償金として1億2700万ドルを当期の業績に計上したことも、損失が大きく増えた要因となった。江陰福匯自体は運営を継続し、市場が回復した際には生産量をもとに戻すという。

 同社は1969年に香港で設立、12年に中国の国有企業・中糧集団の子会社である中国中紡集団が筆頭株主となった。ニット生地製造の世界最大手。21年12月期の売上高は67億5100万ドル(前期比36.58%増)、会社株主に帰属する純損益は2億4100万ドルの黒字(同2.82倍)。22年1〜6月期の売上高は35億1662万ドル(前年同期比9.25%増)、会社株主に帰属する純損益は7032万ドルの黒字(同48.38%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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