<米国株情報>テスラは急伸、第4四半期のEPSが市場予想上回る

株式

2023/1/26 11:16

 電気自動車(EV)大手テスラが25日の時間外取引で、日中終値比5.48%高の152.35ドルと急伸した。同日引け後に22年12月期第4四半期(10-12月)の決算を発表。売上高は前年同期比37%増の243億1800万ドル、純利益は同59%増の36億8700万ドル、調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同40%増の1.19ドルとなり、EPSは市場予想を上回った。

 自動車事業の売上高は前年同期比33%増の213億700万ドルだった。ただ、自動車部門の調整後の粗利益率は24.3%と、前四半期の26.8%から低下した。営業利益も同49%増の39億0100万ドルとなったが、市場予想の40億ドル強を下回った。同社は販売促進のために22年末に販売価格を最大20%引き下げていた。

 全世界における販売台数は前年同期比31%増の40万5278台と、四半期としては初めて40万台に達した。主力の「モデル3」と「モデルY」が合計で同31%増の38万8131台、「モデルS」とSUV「モデルX」が合計で同46%増の1万7147台だった。

 生産台数は前年同期比44%増の43万9701台で、モデル3とモデルYが同43%増の41万9088台、モデルSとモデルXが同57%増の2万0613台だった。

 22年の生産台数は前年比47%増の136万9611台で、23年については約180万台を計画しているが、同社のイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は会見で、200万台になる可能性も示唆した。同CEOは、「1月の注文台数が生産ペースを上回っている。EV需要に対する懸念は払しょくされる」と述べている。また、3月1日の投資家向け説明会で、次世代モデルの詳細を発表すると明らかにした。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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