中国の石炭大手・エン鉱能源集団、22年12月期通期は前期比約89%の増益見込み

サーチナ

中国株

2023/1/27 9:11

 中国の石炭大手、エン鉱能源集団(01171/香港、600188/上海)が1月20日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純利益が前期から約89%増加して308億人民元に達する見込みであることを明らかにした。

 業績予告によれば、22年12月通期の上場会社株主に帰属する純利益は308億元で、前期の162億5900万元から約89%増加する見込み。また、非経常損益を差し引いた上場会社株主に帰属する純利益も306億元に達し、前期の162億1200万元から約89%増加する。

 前期に比べて純利益が大きく増加した要因について同社は、中国内外のエネルギー価格が高騰して同社の石炭価格も高水準を保ったこと、リーン・マネジメントとコスト管理を持続的に推進し、各種コストや費用の上昇といったネガティブな影響を効果的に低減したことを挙げている。

 同社は1997年設立で、石炭鉱業のほか、スマート物流、電気・熱供給、石炭採掘・掘削機器、化学工業製品などの事業を手掛ける。21年の商用石炭生産量は1億500億トン、化学工業製品生産量は579万トン。

 21年12月期の売上高は837億9660万元(前期比28.09%増)、会社株主に帰属する純利益は169億4143万元(同2.68倍)。22年1〜6月期の売上高は752億7535万元(前年同期比76.40%増)、会社株主に帰属する純利益は184億5373元(同2.94倍)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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