一工薬が6日ぶり反落、23年3月期の連結業績予想を下方修正

株式

2023/1/27 15:34

 第一工業製薬<4461.T>が6日ぶりに反落し、109円安の1930円を付けた。26日引け後、23年3月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

 23年3月期の業績予想で、売上高を700億円から640億円(前期比2.1%増)に、営業利益を35億円から14億円(同69.7%減)に引き下げた。前回予想の発表時点では、車載、半導体などの市場好転の兆しが見られていたが、一転して市況が悪化。原材料価格高騰やサプライチェーンの停滞などにより、業績基盤の新5工場の稼働率は計画の半分に落ち込んだとしている。今後は、価格転嫁、高付加価値製品拡販、経費削減に注力するとしている。

 23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の決算は、売上高が490億9800万円(前年同期比5.1%増)、営業利益は9億8800万円(同73.5%減)だった。

 27日の終値は、前日比103円安の1936円。

提供:モーニングスター社

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