<相場の読み筋>1月30日
2023/1/30 7:45
前週末27日の米国株式は、NYダウが前日比28.67ドル高の3万3978.08ドルと6日続伸、ナスダック総合指数が同109.297ポイント高の1万1621.710ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億6630万株、ナスダック市場が58億9740万株だった。12月の米個人消費支出は、食品とエネルギーを除くコア指数で前年同月比4.4%上昇し、市場予想平均と一致した。前月の4.7%上昇から鈍化したことが材料視され、NYダウは一時210ドルを超える場面もみられた。ただ、前日まで5連騰となっていたことや、週末要因などから上げ幅を縮小して取引を終えた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアマゾン・ドットコム、メタ(旧フェイスブック)などが上昇した。
30日の東京株式は、もみ合いが続きそうだ。日経平均株価は前週25-27日、戻りを試す場面もみられたが、2万7500円が上値として意識される展開だった。戻り一服感が漂うなか、決算発表が本格化を迎えることから、決算内容を確認したいとして、積極的な売買が控えられる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=129円台の半ば(前週末27日は129円94-96銭)、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の後半(同141円29-33銭)と、やや円高方向に振れている。前週末27日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、東芝<6502.T>、ソニーG<6758.T>、ファナック<6954.T>などが、同27日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同27日の大阪取引所清算値比55円高の2万7415円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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