ファナックが続伸、23年3月期業績予想の上方修正と、1対5の株式分割を材料視

株式

2023/1/30 15:31

 ファナック<6954.T>が続伸し、1023円高の2万3385円を付けた。前週末27日引け後、23年3月期の連結業績予想の上方修正と、株式分割の実施を発表、材料視された。

 23年3月期の業績予想で、売上高を8057億円から8312億円(前期比13.4%増)に、営業利益を1817億円から1844億円(同0.6%増)に引き上げ、一転して増益となる見込み。想定為替レートの見直しの影響や、FAでの中国などにおける発注調整の影響はあるものの、前回決算発表時点の計画よりも業績が堅調に推移していることなどを織り込んだ。23年1月から3月までの想定レートは、1ドル=125円、1ユーロ=135円としている。

 株式分割は、3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1株を5株にする。分割により、投資単位あたりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めるとともに、より幅広い層の投資家に保有してもらうことを目指す。

 30日の終値は、前週末比800円高の2万3165円。

提供:モーニングスター社

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