<相場の読み筋>1月31日

2023/1/31 7:45

 30日の米国株式は、NYダウが前週末比260.99ドル安の3万3717.09ドルと7日ぶり、ナスダック総合指数が同227.896ポイント安の1万1393.814ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億9480万株、ナスダック市場が47億2472万株だった。前週末まで連騰となっていたことや、あす31日から2月1日にかけて開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)を前に、利益確定やポジション調整の売りが優勢だった。2日にはアップルやアマゾン・ドットコムなどの決算発表も予定されていることから、模様眺めムードも広がったようだ。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやエヌビディア、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが、値下がり率の上位に入っている。

 31日の東京株式は、堅調な展開となりそう。きのう30日の日経平均株価は、上値の重い展開だったものの、取引終了にかけて上げ幅取り戻す格好となった。手がかり材料に乏しいものの、しっかりした動きが期待される。また、決算発表が本格化し、好業績銘柄への個別株物色が活発化する場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=130円台の半ば(30日は129円59-61銭)、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の半ば(同140円79-83銭)と、円安方向に振れている。30日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニーG<6758.T>、日産自<7201.T>、みずほ<8411.T>などが、30日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比40円高の2万7410円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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