<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年GDP見通しを0.8%増に引き上げ

新興国

2023/1/31 8:47

 ブラジル中央銀行が30日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の0.79%増から0.80%増に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前も0.80%増だった。24年の見通しは1.50%増に据え置かれた。据え置きは5週連続。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の5.48%上昇から5.74%上昇に引き上げられた。引き上げは7週連続。1カ月前は5.31%上昇だった。24年の見通しも3.84%上昇から3.90%上昇に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は3.65%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.50%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前の予想は12.25%だった。24年末時点の見通しも9.50%に据え置かれた。1カ月前は9.00%だった。次回2月1日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは32週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.28レアルから5.25レアルに引き下げられた。1カ月前は5.27レアルだった。24年末時点の見通しは5.30レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は5.26レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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