中国陽光紙業HD、22年12月期通期はコストが嵩み60〜70%の大幅な減益に

サーチナ

中国株

2023/1/31 9:11

 中国の紙製品メーカー、中国陽光紙業HD(02002/香港)が1月26日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純利益が前期より大きく低下する見込みであることを明らかにした。

 業績予告によれば、22年12月期通期の会社株主に帰属する純利益は前期に比べて60〜70%減少する見込み。大幅な利益減少の要因について同社は、古紙、パルプ、石炭などの材料価格高騰による仕入れコストの上昇、新型コロナの影響で物流網が混乱したことによる輸送コストの上昇、中国の不動産市場低迷と地域的な新型コロナ感染拡大による合弁事業関連の損失増加などを挙げている。

 同社は00年設立で、07年に香港メインボードに上場した。アジア最大規模のホワイトトップライナー、紙管原紙生産能力を持ち、年間の製紙能力は230万トンに及ぶ。中国各地に販売拠点を持つほか、北米、オセアニア、欧州、東南アジア、中東の各地域および日本、韓国に販売ネットワークを持っている。

 21年12月期の売上高は79億8223万人民元(前期比19.61%増)、会社株主に帰属する純利益は5億5651万元(同11.81%増)。22年1〜6月期の売上高は43億9515万元(前年同期比15.45%増)、会社株主に帰属する純利益は1億6272元(同50.89%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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