光ファイバーの長飛光繊光纜、22年12月期通期は販売好調で60%前後増益の見込み

サーチナ

中国株

2023/1/31 9:20

 中国の光ファイバーメーカー、長飛光繊光纜(06869/香港、601869/上海)が1月29日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、純利益が前期比で60%前後増加する見込みを示した。

 業績予告によれば、22年12月期の上場会社株主に帰属する純利益は11億〜12億人民元で、前期の7億850万元から55〜69%増加する見込み。また、非経常損益を差し引いた上場会社株主に帰属する純利益は10億2000万〜11億2000万元で、前期の3億1100万元から3.28〜3.60倍となる。

 純利益が増加する主な要因について同社は、中国国内市場における5G通信網、ギガビットネットワーク、「東数西算」(西部地域にデータセンターを建設し、東部地域の経済活動で生じた膨大なデータ処理を行う)などのプロジェクトに代表されるデジタル経済の持続的な推進、海外の先進国および発展途上国各市場における光ファイバー通信網拡大により、主製品の需要が持続的に伸びたことなどを挙げている。

 同社は14年に香港メインボードに、18年に上海メインボードにそれぞれ上場。世界をリードする光ファイバープリフォーム、光ファイバー、光ケーブルメーカーで、世界90カ国・地域向けに良質な製品、サービスを提供している。21年12月期の売上高は95億3607万元(前期比15.99%増)、上場会社株主に帰属する純利益は7億850万元(同30.32%増)。22年1〜6月期の売上高は63億9137万元(前年同期比46.87%増)、上場会社株主に帰属する純利益は5億2539万元(同9.65%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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