<相場の読み筋>2月1日

2023/2/1 7:45

 1月31日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比368.95ドル高の3万4086.04ドル、ナスダック総合指数が同190.738ポイント高の1万1584.552ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億8815万株、ナスダック市場が52億512万株だった。米10-12月期雇用コスト指数が前期比1.0%上昇となり、市場予想平均の同1.1%上昇を下回った。市場予想平均に届かなかったことから、インフレへの警戒感が緩んだ。米10年物国債の利回りが3.5%前後に低下(価格は上昇)したことから、相対的な割高感が後退し、ハイテク株が物色された。ナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやアプライド・マテリアルズ、アマゾン・ドットコムなどが買われた。

 2月1日の東京株式は反発後、しっかりした展開か。きのう1月31日の日経平均株価は、方向感に乏しいなか、3日ぶりに反落した。ただ、現地同31日の米国株式が反発した動きを受け、買い先行スタートとなりそう。現地2月1日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を控え、様子見姿勢が強まる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=130円のトビ台(1月31日は130円14-16銭)、ユーロ・円が1ユーロ=141円台の前半(同141円13-17銭)と小動き。1月31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、日産自<7201.T>、みずほ<8411.T>などが、同31日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比190円高の2万7490円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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