紫金鉱業集団、22年12月期通期は純利益が約30%増の200億元の見込み

サーチナ

中国株

2023/2/1 9:30

 紫金鉱業集団(02899/香港、601899/深セン)が1月29日、22年12月期通期の業績報告を発表し、純利益が前期より30%近く増加する見込みを示した。

 同社は00年設立、03年12月に香港メインボードに、08年4月に上海メインボードに上場した重複上場企業で、銅、金、亜鉛、リチウムなどの鉱産資源の探査、開発、工事設計、技術研究を主業務とする大型の国際鉱業企業グループ。チベットや黒竜江、福建、新疆など中国国内に加えて、セルビアやコンゴ民主共和国、コロンビアなど海外にも鉱山を所有している。

 業績予告によれば、22年12月期通期の売上高が約2700億人民元で前期比約20%の増加となり、上場会社株主に帰属する純利益は約200億元で同約28%増加する見込みだ。また、非経常損益を差し引いた上場会社株主に帰属する純利益は約195億元で、同約33%の増加となる。

 増収増益の要因について同社は、各鉱産資源の生産量増加と収益性向上を挙げている。22年年間生産量は金が55.9トン(前年比17.68%増)、銅が85万9000トン(同47.09%増)、亜鉛が44万2000トン(同1.84%増)、銀が387.5トン(同25.49%増)となっている。このうち、銅と銀の販売価格は前年より下落した一方で、金と亜鉛の価格が上昇した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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