アドバンテストが急騰、23年3月期第3四半期累計決算は大幅な増収増益で着地

株式

2023/2/1 15:34

 アドバンテスト<6857.T>が急騰し、520円高の9720円を付けた。1月31日引け後、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算(IFRS)を発表。大幅な増収増益で着地し、好感された。

 第3四半期累計の決算は、売上高が4127億9900万円(前年同期比37.6%増)、営業利益が1291億4000万円(同59.4%増)だった。半導体市場の不透明感が広がるなか、半導体試験装置ビジネスでも、民生機器向け半導体の需要減退の影響を受けた。一方で、半導体の高性能化を背景としたテスト需要の増加が、民生機器向けでの半導体生産数量の落ち込みを補った。未定としていた期末配当予想は70円(前期実績70円)とし、第2四半期末の65円(同50円)と合わせた年間配当は135円(同120円)となる見込み。

 23年3月期業績予想は、売上高5500億円(前期比31.9%増)、営業利益1700億円(同48.2%増)を据え置き。第3四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で75.1%、営業利益で76.0%となっている。

 1日の終値は、前日比370円高の9570円。

提供:モーニングスター社

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