日経平均は75円程度高、買い先行後はもみ合いに=2日前場

 2日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比75円程度高い2万7422円前後で推移する。午前9時3分には、同125円56銭高の2万7472円44銭を付けている。現地1日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、0.25%の利上げを決定したが、米国株式はNYダウ・ナスダックともに続伸。朝方はその動きを受け、買いが先行した。ただ、戻り待ちも控えているもようで、買い一巡後、下げに転じる場面もみられたが、もみ合い商状が続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比115円高の2万7425円だった。

 業種別では、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株や、中部電力<9502.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株が上昇。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も堅調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、メルカリ<4385.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株株も上げている。

 個別では、中部鋼鈑<5461.T>、正興電機<6653.T>、サックスバー<9990.T>、大塚商会<4768.T>、ワオワールド<5128.T>(監理)などが上昇。半面、Eガディアン<6050.T>、IWI<4847.T>、BIPROG<8056.T>、住友化学<4005.T>、日本ライフL<7575.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=128円台の前半(1日は130円17-18銭)、1ユーロ=141円台の前半(同141円63-67銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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