(再送)日経平均は44円高と続伸、朝高後はもみ合いも堅調推移=2日前場

 2日前場の日経平均株価は、前日比44円97銭高の2万7391円85銭と続伸して取引を終えた。朝方から買いが先行し、午前9時3分には、同125円56銭高の2万7472円44銭ときょうの高値を付けている。その後、戻り待ちの売りに押され、下げ転換する場面もみられたが、現地1日の米国市場でSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が上昇したことを受け、半導体関連銘柄が堅調に推移し、下支えする格好となっている。為替市場では1ドル=128円50銭台(1日は130円17-18銭)と、朝方の水準からはやや円安方向にある。東証プライムの出来高は6億2714万株、売買代金は1兆5467億円。騰落銘柄数は値上がり636銘柄、値下がり1103銘柄、変わらず96銘柄だった。

 市場では「現地2日にアップルやアマゾン・ドットコムの決算発表を控え、積極的には動きにくい状況にある」(中堅証券)との声が聞かれた。

 東証業種別指数は全33業種のうち、6業種が上昇、27業種が下落。キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。中部電力<9502.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株や、三菱総研<3636.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も高い。オリンパス<7733.T>、テルモ<4543.T>などの精密機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も堅調。

 個別では、中部鋼鈑<5461.T>、大塚商会<4768.T>、正興電機<6653.T>、eBASE<3835.T>、ワオワールド<5128.T>(監理)などが上昇。半面、Eガディアン<6050.T>、IWI<4847.T>、住友化学<4005.T>、BIPROG<8056.T>、日本ライフL<7575.T>などが下落している。

提供:モーニングスター社

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