<相場の読み筋>2月3日

2023/2/3 7:45

 2日の米国株式は、NYダウが前日比39.02ドル安の3万4053.94ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同384.498ポイント高の1万2200.818ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億1144万株、ナスダック市場が65億8630万株だった。1日の通常取引終了後、好決算を発表したメタ(旧フェイスブック)が買われたほか、2日の通常取引終了後に決算発表を控えた、アマゾン・ドットコムやアルファベット(グーグルの持ち株会社)なども物色された。また、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が前日の記者会見で、何回かインフレ鈍化に言及していたことから、早期の利上げ停止期待も支えとなった。一方、NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやメルク、ボーイングなどが値下がり率の上位に入っている。

 3日の東京株式は続伸後、上値の重い展開か。日経平均株価はきのうの堅調な地合いが継続し、買い優勢のスタートなりそう。ただ、現地2日の通常取引終了後に決算を発表したアップルや、アマゾン・ドットコム、アルファベット(グーグルの持ち株会社)などが、時間外取引で下落していることも意識されそうだ。現地3日には米1月雇用統計の発表を控えることもあり、模様眺めムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=128円台の半ば(2日は128円65-67銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の前半(同141円43-47銭)と円高方向に振れている。

 2日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ZHD<4689.T>、ソニーG<6758.T>、TDK<6762.T>などが、2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比140円高の2万7530円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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