中国電力国際発展の22年年間売電量は1.8億MWh、風力・太陽光が大きく増加
中国5大電力グループの1つである中国電力国際発展(02380/香港)が2月1日、2022年における各種発電の売電量を発表した。風力発電が前年から約60%、太陽光発電が約40%の大幅な増加となった。
22年におけるグループ全体の総売電量は1億817万802メガワット時(MWh)で、前年より9.49%増加した。内訳は石炭火力発電が6786万2570MWh(同7.91%増)、水力発電が1815万4028MWh(同12.97%減)、風力発電が1092万9956MWh(同58.67%増)、太陽光発電が977万5268MWh(同37.81%増)、天然ガス発電が113万5822MWh(同6.75%増)、生活ゴミ焼却など環境保護発電が31万3158MWh(前年データなし)となっている。
風力発電では山東省が約238万MWh(同47.67%増)で最も多く、次いで湖南省が約186万MWh(同42.56%増)、山西省が約151万MWh(同2.37倍)、広西チワン族自治区が約138万MWh(同7.24%減)となっており、このほか内モンゴル自治区、甘粛省、広東省、河南省、江蘇省、湖北省などで売電量が大きく増えた。
太陽光発電では寧夏回族自治区が最も多く約240万MWh(同37.52%増)、次いで山西省が約180万MWh(同20.54%増)、湖北省が約129万MWh(同41.18%増)、遼寧省が約106万MWh(同10.78%増)となっており、このほか貴州省、山東省などで売電量が大きく増加した。
同社は昨年、風力発電、太陽発電関連の企業を続々買収して新エネルギーの発電量を大幅に増やした。先日発表した業績予告では、22年12月期通期の株主に帰属する純利益が23億〜27億人民元となり、前期の赤字決算から黒字転換する見通しを示している。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)
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