日経平均は174円高、米ハイテク株高を受け買い先行

 3日午前10時時点の日経平均株価は前日比174円68銭高の2万7576円73銭。朝方は、2日の米国株式市場でハイテク株が上昇した流れを受け、値がさハイテク株中心に買いが先行した。株価指数先物買いを交えて上げ幅を拡大し、2万7500円台後半で堅調に推移している。

 業種別では、HOYA<7741.T>、オリンパス<7733.T>、テルモ<4543.T>などの精密株が堅調。ソニーG<6758.T>、東エレク<8035.T>、TDK<6762.T>、村田製<6981.T>などの電機株も買われ、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も高い。川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株も値を上げ、リクルートH<6098.T>、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、電通グループ<4324.T>などのサービス株も物色されている。

 半面、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が軟調。東電力HD<9501.T>、東北電力<9506.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株も安い。空運株では、JAL<9201.T>が値を下げ、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株もさえない。

 個別では、TOB(株式公開買い付け)対象の日新電機<6641.T>(監理)がストップ高カイ気配となり、テノHD<7037.T>、NTN<6472.T>などが値上がり率上位。半面、メンバーズ<2130.T>、システナ<2317.T>、Ubicom<3937.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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